虎と雪女

ピンポーン……




暑すぎる炎天下の中、汗をかきながらも五条の家に到着した。




日焼け止め落ちたかもしれない。





インターホンを鳴らしたら「へーい」と立松の声がして、扉が開いた。





「いらっさーい。久しぶりだな雪女」

「うん、久しぶり」





なんで立松?と失礼なことを思った。





玄関に入って靴を脱ぐ。






「虎は今お茶用意してて澤田はトイレだ」

「そ、そう。お邪魔します」





立松に連れられて二回へ上がった。


五条の家は初めて。


よく掃除されてるんだなあと感心しながら、とある部屋に案内された。





「ここが虎の部屋な!」

「へ、へえ」




てっきりお兄さんとの相部屋なのかと予想していたが、1人部屋だった。



サッカーボールやら野球ボールやらがあって、五条らしいと笑ってしまった。






「雪女、今日はなんかいつもと違うな」

「そう?」





着替えて来たのだけど、やっぱり変だったかなぁ。




ふんわりとしたロングスカートに、肩をだすタイプの服。




似たようなファッションを姉ちゃんがやっていたし、真似してみた。






「似合ってんな」

「あ、ありがとう」





立松がにやっと笑い、褒めてくれた。


その笑いなに……。





ははっと笑っていると、階段のほうから足音が聞こえてきた。