虎と雪女

例えるなら、青い炎。



バチバチと暑く燃えている赤ではなく、青。



心の底から沸き上がるそれを、虎は表している。





「だから、なんでそれをお前に言う必要があるんだよ」

「そ、それは……虎くんがなんであんなブスと噂になってるのかと……」

「それにお前」





虎は本当に雪ちゃんを好きだ。


雪ちゃんが羨ましくなるくらいに、真っ直ぐに、雪ちゃん1人を好きだ。




虎が雪ちゃん以上に可愛い女の子に会っても

雪ちゃん以上に頭の良い女の子に会っても

雪ちゃんより全てが上回っていようとも




虎が好きなのは雪ちゃんだけだ。









「雪女の悪口言える程の顔してねえし」








冷たく言い放った虎。



その瞳に、目の前の花本さんはとても醜く映っていたのだろう。