虎と雪女

「先生も聞いたわよー。五条くんに告白されたんですって?」

「なっ、なんで」

「ふふふー。皆が噂してたわよ」




どんだけ口が軽いんだ立松。


あいつにだけは秘密を打ち明けたくないな。




「まあ、あの五条くんだものね。校内のアイドルじゃない」




微笑む先生は綺麗だ。




「佐々原さんは五条くんのこと好きなのかしら?」




見守る聖母とは、先生みたいな人のことを言うのだろうか。


母性溢れている。




私は俯き加減になりながら、美景ちゃんにもあまり話していないことを言う。