それからずっと立松が佐々原を語った後、自分の恋愛観を語った。
立松の恋愛になんてこれっぽっちも興味がなかったので相槌だけ打っていた。
「そろそろHR始まるんじゃね?担任誰だろうなあ」
「さあな」
前を向き、佐々原の背中を眺める。
するとあろうことか、クラスにいた名前も知らない男子生徒が佐々原に話しかけていた。
野郎……!
ギロリと眼光を鋭くさせ睨みつけるが、そいつは佐々原との会話に集中していて気づかない。
あいつも、なんでちょっと楽しそうにしてんだよ。
いつも表情変えないくせに!
イラっときた俺は、横からはなししかけてける女子に気づかなかった。
「んて……虎くんってば!!」
「うおっ!」
耳元で、大声で叫ばれたので驚いた。
横を見てみると、見たことがあるようなないような顔の女子がいた。



