虎と雪女

「虎、同じクラスになれたな!」

「立松、お前も同じクラスなのか!」





去年は違うクラスだったが、共通の友達を通じて仲良くなった。





「あ、佐々原も同じクラスじゃん」






佐々原、という名前にどきりとした。

もしかして立松…。





「俺佐々原と友達になーろっと」

「な、なんでだよ」





まさか、な。



指定された席に座りながら、立松と話す。


立松は俺の隣だった。





佐々原は残念ながら、俺より前だ。





「なんでって、お前知らないわけじゃないだろ?」

「なんのことだよ」





目付きが鋭くなったことくらい、自分でも分かる。



佐々原のこと、知らないの?とでも言っているように聞こえた俺は、立松を睨む。