虎と雪女

飴をくれたあの女の子を調べてみると、佐々原冬美という名前や、性格などがわかった。



同じ学年ということもわかったし、俺の友達がそいつの知り合いということもわかった。






また会いたい、話してみたい。


そんな感情がわいてきた。


これを恋愛と呼ぶらしい。





その佐々原冬美と廊下などですれ違うことはあったけれど、目が合うことはなかった。



向こうは俺のことを完璧に忘れているみたいで、落ち込んだときもあった。







しかし、神は俺にチャンスをくれた。







「佐々原、冬美…」





想い続けて3年生になった頃、とうとう同じクラスになった。



そのときの俺は舞い上がっていた。



現実とは、時に残酷だ。