コンコンーー

「相川咲です。」

やっと来たか、遅いんだよ、

「早く入れ」

相川はそーっとドアを開けて入ってきた。しかも、めっちゃ嫌な顔しながら。

「な、なんのようですか?用事ないらなら帰ります。」

まだ、なんも言ってねぇーのに。どんだけ早く帰りたいんだよ。

「そこ座れ。お前、マニュアル読んだか?」

ソファーを指差しながら聞いた。
そしたら、げって顔したからきっと読んでないんだろう。
まぁそんな事だと思った。

「よ、読んでません。まだ、姫になること認めてないんですからね!」

って言って大して怖くもないが睨んできた。