「そんなこと言われても決まったもんは仕方ない。そうわめくな。はい、これ姫のマニュアル。良く読んでおけよ?これから俺は理事長室に行ってくる。お前は教室に戻っていいぞ、放課後に必ずここに来いよ」

とマニュアルを私の手に乗せ、生徒会室を出て行った。

私はその背中をただ呆然と見送ることしかできなかった。

入学式早々本当についてない。

これが高校生ライフの始まりとか思いたくない。誰か夢だと言ってくれー!!