翌日、早く起きすぎて、教室に早くついてしまった。
一番かな?
そう思ったけど、教室が開いてるってことは、あたしよりも先に誰か来てる……
誰だろ?
そう思いながら教室に入り、中にいたのは……
「くるみ……?」
「尚!?」
き、気まずい……
あたしは、尚の目を見ることができなくて、下を向いた。
「あのさ、避けたりとかは……無しにしよ……?結構傷つくからさ」
「…………これからは、友達……な?」
「友、達……?」
「そう、友達。俺もこれからはくるみと坂下のこと応援するからさ」
尚は、そう言って優しく笑った。
「…………うん。わかった」
「約束だからな!」
「うん。約束!」
そっか。避ける必要ないんだ。
このまま、尚とは話せなくなるなんて、絶対に嫌。
それなら、友達になるっていう方法もあったんだ…………