キミだけ。







「尚とは……今日、別れた」


「は!?なんで!」


「ちょっとね」



京のことが好きだからとは、まだ言えない。




もっと、京のことをたくさん知って、京との時間をたくさん過ごしてから伝えよう。



「京こそなんでこんなとこにいんの?」



「さっきまでカラオケで遊んでたんだよ。その帰り」


「そ、そうなんだ」



偶然こんなとこで会えて、ニヤけそうになるのを頑張ってるこらえる。



「どうせいえの方向同じだし……一緒に帰るか?」



「え!?」



驚きのあまりに大声を出して、慌てて口を押さえる。


だって………



一緒にって………



「嫌なのかよ?」



慌てて首を横に大きく振る。



「じゃー行くぞ」