窓をみながら、はぁっとため息をついた。



「くるみー?どうしたんだよ、ため息なんかついて」


後ろから声をかけてきたのは秋也。


あの手紙の時から、なんだか仲良くなってる。


見た目としゃべり方はかなりチャラいけど、以外といいヤツ。


「あきー。あたしどうすればいいの……」


机に頭をつけて、悩んでることを必死に訴える。


「だから何があったんだよ?」


「誰にも言わない?」


「うん!」


「絶対に?」


「神に誓うよ!」



まぁ、あきは口は硬いし、だれにだって信用されてるから信じられる。

そう思って、今の状況をあきに話した。



「うわー。面白いことになってんなー」


「どこが!」


「くるみは、二谷と付き合ってるけど、京のことが気になってしまう……ってことだろ?」


「……うん」



「くるみは鈍感だからなー。お前に恋した奴は気の毒だな!」


「え?どうゆうこと?」


「時間が経てば自分のほんとの気持ちに気づくよ。それまで待てばいい」