キミだけ。




「おーい!そろそろ帰るぞー。」


え……もう帰るのか。


なんだかんだ言って結構楽しかったのに……尚としゃべるの。


「ぢゃあ、あたしこっちだから。」


私は、みんなにバイバイと手を振った。


なぜか隣には……尚がたっていた。


「っ尚!?なんで?」

「俺の家こっち」


そうだったんだ……

尚も家の方向一緒なのか……


みっちゃん達が見えなくなると、


「俺たちも帰るか。」


「あっ、うん……」


尚と二人っきりで帰るのか…

なんか…


嬉しいな。


まだ一緒にいられる。