全然似てなーい、なんて話しているうちに、いつもの三叉路まで来てしまった。 「じゃ、また明日ね!」 お互いにそう言い合って、私たちは別れた。 私が家に帰ってみると、前庭にはお兄ちゃんの自転車が置いてあった。 ……くそう、寄り道七帰ってこればよかったな。 なんて思いつつ、私は玄関のドアを開ける。