紅 き 瞳





「ここに集まってもらったのは他でもない、ここ最近の悪魔達の事を話し合いたかったのだ」


親父のその言葉に、静まり返っていた周囲がざわつき始めた。



「このままでは、我が国は滅びの道を辿ってしまう。そこで、私は国王と話し合った結果、全精力を挙げて悪魔を滅ぼす事に決定した」



苦渋の決断だったと思う。

たかが悪魔……、されど悪魔……。


その1つの存在が欠けてしまえば、世界の均衡は大きく崩れてしまうであろう。


しかし、ヤらなければヤられる……。



「魔界……万歳!!」

「今こそ、我々が立ち上がる時なのだ」



皆がそう言って、手に持っていたワイングラスを高らかに掲げた。


親父はそれを見ると、優しく微笑み側にあったワインを一口、口に含んだ。