ため息を盛大に吐いたものの
正直こんな事だろうとは思っていた。
くろはやっぱり唆されたらしい。
自発的で無いから、
素直に頷くことは出来ない。
それに、初めてのくろとの
旅行になるのに。
こんな大きな子の子守りはごめんなのだ
。
「あのねぇ...。」
私が那都君に断りをいれようとした
正にその時。
ぴんぽーん。
またしてもインターホンが鳴った。
宅配便のお兄さんだろうか。
全く間が悪い。
そう思っていたら
マイクに向かって
くろがこそこそと話しているのが
目にはいる。
私は何故かその行為を見て悪寒が走ったのだった。
そしてそれは
間違いではなかったとすぐに知る。


