しかも私はくろが中々
玄関から戻らないことに
しっかりと気づいていたし、
絶対に、明らかに、
くろではないハスキーな
イケメンボイスが幻聴では
済まされないほどはっきり
耳にはいってきていたし、
時々えみりちゃんでは明らかにない
ちょっと笑い声の大きい
女の子の声だって存在だって
分かっていた。
あぁ!わかっている。
この二人の子達を見たことはない。
会ったこともない。
でも、予想はついている。
くろが知っていて
えみりちゃんとここにやってこれる、
男女。
それが那都君に余裕で勝てるイケメンなら。
間違いない。


