「とりあえず情報集めるのが先決だよね!」 「…好きな人のこと知るの、怖い」 「絶対真麻はそう言うと思ったから私が調べましたー!ネットって便利!っていうかあんたその後ろ向きな好意の寄せ方やめなよ」 そう言って絢子が私の部屋に乗り込んできたのは、私がガチ恋をカミングアウトした三日後のことだった。