瞳の中の碧い海



全部の授業が終わって
ゼミ室に向かうと
中には先輩が1人いた。


「あー、あいつら
 授業行ってるわ。
 翼ちゃんはもう
 終わったの?」


先輩は愛想よく
私とも話してくれる。


「はい
 今日はもう終わりです」


「じゃあここで待ってなよ。
 オレももう授業行くからさ」


「はい」


ゼミ室で一人ぼっち。
授業が終わるまで
まだまだ時間がある。


1人で退屈なので
鼻歌を歌って
携帯をいじっていた。



部屋のドアが急に開いて
体がビクッと反応した。


入ってきたのは
あのきれいな早坂さんだった。



彼は私に目もくれず
また隅っこの席に
ドカッと座る。


2人きりで
すごく気まずい…。


部屋を出て行くのも感じ悪いし
どうしようかな…。