瞳の中の碧い海




「やめとけ」



健ちゃんがそう言った。


「どうして?」


「サークルの奴らなんか
 飲み会ばっかしてて
     くだらねぇよ」


「そうなの?
 でも約束しちゃったし」


「断れば」


「そんな!
 せっかくだから
 行ってみたいよ」


「ダメだって」


「だって…」


「ダメだ!」



結局
健ちゃんに押し切られて
断ることを約束させられた。


健ちゃんはいつもそう。


ちょっとふてくされた
顔をしていると


「健ちゃんは
 翼のこといつも一番に
 心配してるんだから」


とカナちゃんにまで
言われてしまった。