瞳の中の碧い海



小樽行きの
始発電車に乗って


独りで


港の見える
マンションを訪れた。


返していなかった合鍵で
彼の部屋に入る。



そこにはもう
彼の姿どころか


何も無くなっていて
空き家になっていた。


がらんとした
何も無い部屋で


思い出を探す。




突然やってきた終わりに



どうしていいか
分からなかった。