小樽行きの 始発電車に乗って 独りで 港の見える マンションを訪れた。 返していなかった合鍵で 彼の部屋に入る。 そこにはもう 彼の姿どころか 何も無くなっていて 空き家になっていた。 がらんとした 何も無い部屋で 思い出を探す。 突然やってきた終わりに どうしていいか 分からなかった。