早いうちに海外へ 行くべきだったと 後悔していた。 陸路で行ける所まで行こうと 車で山道を 走っていた時だった。 あおいは棗の心配をよそに 隣で楽しそうに 歌を歌っている。 天気は次第に悪化して 横殴りの大雨になった。 視界が悪くて 急いでいるのに なかなか先を急げないことに 苛立っていた。