瞳の中の碧い海




そして駆け落ちを実行する。



出だしは良かったものの



棗は自分の父親の権力を
まだまだ甘く
見ていたようだ。


そのうち駅や空港で
警官がうようよしているのを
目の当たりにする。


凶悪犯の捜査でも
しているみたいに。


自分達を捜しているのか
確証はないが


毎日ニュースは
チェックしているのに
それらしい事件はない。



どこにいても
際立って目立つ
自分の容姿が恨めしかった。