瞳の中の碧い海




そう思っていた矢先
なぜか父親にバレてしまった。


一体どこから
知ったのだろうか?



棗は父親に呼び出され
いきなり頬を張られる。



「このバカ息子!」


「バカなのは認めますので
 許していただけませんか?」


「学生の身分でふざけるな。
  とっとと始末して来い」



自分が母の体に宿ったときも
こんな会話が
為されたのだろうか?



そう考えると
背筋に寒気が走った。



「大学を辞めて働きます…」


「女ごと始末されたいのか?」