瞳の中の碧い海



そうしてやっと
あおいとの生活が始まった。


しかしそれは棗にとって
同棲と言うよりは
子育てだった。


ゴミ屋敷から
ある程度想像はついていたけど



あおいは全く
片付けが出来ない。



放っとくと変なものを
いっぱい拾ってくるし


部屋中に物を散らかす。


出したものを元に戻す
習慣をつけるため


部屋中の物と棚に
ラベルを貼る。



服は脱ぎっ放し

水道は出しっ放し

冷蔵庫は開けっ放し。



その都度
言って聞かせるのだが


あまりきつく叱りすぎると
子供のように
ワアワア泣き出す。



「ごめんなさい!怒らないで!
 キライにならないで!」