瞳の中の碧い海



「なぁあおい、これからオレが
 あおいに沢山
 思い出の品をあげるから
 他の友達の事は
 もう忘れてくれないかな?」


「どうして?」


「オレだけのあおいで
 いてくれないと嫌なんだ」



彼女は相当困っていたが


どうしてもひとつだけは
捨てられないと言った。


それは


彼女が母親にもらった
小汚いぬいぐるみだった。