瞳の中の碧い海



それから棗は
あおいの身辺整理を始める。


実家に出入りしている
顔なじみの弁護士に頼んで


あおいの借金は
自己破産させた。



彼女の父親は入院させ
生活保護が受けられるよう
申請を出した。


あおいには
お父さんは病気だから
治ったらまた一緒に暮らせると
説明したが


彼女の父親は
回復の見込みがないと
思われる。


勤めていた風俗店も
辞めさせたが


これがなかなかてこずった。


多分あおいは
店にとっても
いいカモだったのだろう。


給料もピンはねされて
いたんじゃないかと思った。


あおいじゃ話にならないので
結局棗と弁護士が出て行って
話をつけた。