瞳の中の碧い海



こんなゴミ屋敷には
置いておけないので


その日のうちに
自分のマンションに
連れ帰った。


大学生になったと同時に
学校近くのマンションを
買い与えられていて
一人で住んでいた。


棗のマンションを見てあおいは
お城みたいだと言った。


「今日からあおいは
 ここに住むんだよ」


と言うと



「お父さんが
 独りになっちゃう」


と不安げだった。