瞳の中の碧い海



暴風波浪
雷を伴う大雨!



「ママ大変だ…
  私出かけなきゃ」


「え?やめなさいよ
  どこ行く気よ?」


「台風が収まるまで
  帰って来れないかも
   しれないから!」


「ちょっと待ちなさい、翼!」


「詳しい話は
 帰ってからするから!」


外はもう既に雨が降り始め
まだ日があるのに
辺りは薄暗い。


こんな日に彼を
独りにはしておけない。


電車に飛び乗り
港の見える
マンションに向かう。