瞳の中の碧い海




そんな当てにならない
噂話なんかより



気になっていたのは
彼の心の闇の方だった。



でも詮索が過ぎると
一緒にいられなくなると
言われてしまった。



パニック状態の
記憶のない棗は



ずっとそばにいて欲しいと
言ったんだ。



彼は打ち明け話をすることを
望んではいない。



黙って見守るほか
出来ることがない。