瞳の中の碧い海




それを聞くと同時に


棗の身体が激しく震えだす。




「あ……あ……っ」




声にならないような声を出し
身体の震えが
ますます大きくなっていく。




「な、棗!!どうしたの!?」




慌てて
崩れ落ちる彼の体を支える。




「は…はっ…ハァッ……は…」




呼吸のタイミングがおかしい…
息がすごく苦しそうだ。



身体はけいれんするように
激しく震え



背中には
大量の冷や汗をかいている。




大きく開ききった彼の瞳は


私には見えないものを


見ているように泳ぐ。