瞳の中の碧い海



鍵を開けて
一人ぼっちの家に入る。



ママはもう
仕事に出ていていない。



ママは今すすきので
小さなクラブの
ママをしているので
それなりに忙しいのだけど



それ以外にも
どうやら恋人が出来たようだ。


それならそうと
言ってくれればいいものを


隠れて恋人と会っている。



私がいなければ
さっさと再婚
しているのだろうか?



パパは
小学校のとき別れて以来
一度も連絡すらない。



パパにとっても
ママにとっても

自分はもう厄介者でしか
ないような気がする。


そんなことを思っていた。