瞳の中の碧い海




また積丹の神威岬に
2人でやってきた。



こないだと変わらず
美しいシャコタン・ブルー



空の色をそのまま
映し出したような
哀しい碧い色。



棗はただ黙って
煙草をふかしている。



彼が何を考えているのか
全く分からない。



「今ならまだ戻れるよ?」



不意に彼が口を開いた。