瞳の中の碧い海




授業が終わった夕方に


転がるように学校前の
坂を駆け下りて


電車に乗って2駅先の
彼のマンションに向かう。


連絡先を知らないから
直接行くしかない。


駐車場で彼の
深緑色の車を探す。


「あった!
  猫ちゃんマーク!」


彼の車が何と言うか
結局分からず仕舞いだけど


猫のようなマークが
付いていたので
勝手にそう呼んでいた。



当然だけど、オートロック。



インターホンに
出てくれなければ
中に入れない。