菜緒side

「菜緒の家ってここか?」

「うんっ!
送ってくれてありがとう!」

「ああ」

デート(?)を終えた後、翔太が私の家まで送ってくれた。
彼女でもないのに優しすぎるよ...
でも、これが最初で最後になるかもしれないから。

「今日はありがとう!
すっごい楽しかったよっ!」

ヤバイ...泣きそう
でも、最後だから。
最後だから、笑顔で別れたい。

「それと...告白、がんばってねっ!」