−−こうなる前の今から十五分前。


俺が先生に頼まれ事をされて、
物置同然の資料室に入って物を置いて帰ろうとしたら……突然うん。



まあよくある、あははうふふキャッキャッ体験ですよ。
俺はブルーな気分ですけどね。



急にガラッとドアが開いて、隠れたら……


普通のカレカノなら冷やかして帰れた。
いや、同性同士も同様だ。



−−だが、どうだろう。
知り合い……いや幼馴染みと男!


そりゃあ出られないだろ隠れるしかないだろもう寝たい泣きたいねえこれ罰ゲーム俺に対する当て付けか?



「……ふざけるんじゃないコノヤロー」



もう誰に対して言ってるか分からなくなってきた。
現実逃避する前に、ボソッと気付かれないようそう呟いてみた。



さようなら、俺の安らかな今日……!