家に帰っても、さっきの言葉が頭から離れなくて… 母さんと本井たちどっちかなんて、選べねぇよ… 俺にとって母さんは、唯一の家族。 俺にとって本井や後藤は、大切な友達。 どちらも、選べない程大事なんだよ! どうしろって言うんだよ… それにもうひとつ、疑問に思ってることがあった。 『その人は側にいる』 『記憶喪失らしい』 『一部の記憶がない』 『友達のことかもしれません』 その言葉が、ぐるぐる頭を回っていた。 「…わかんねぇよ」