お父さんがいなくなって、私は生気を感じられない位暗くなっていた、ってお医者さんが言ってた。
だけどそんな私の、僅かな生気をも無くなっていく事を聞いた。
「浩多くんは、体に傷は無かったですが、事故後の後遺症などは出てくる可能性があります。」
「後遺症って?」思わず聞き返してた。
「手足が動かなくなったり、言葉を発っせなくなったり、様々です。
そして、浩多くんは今、一部の記憶がありません。」
「…一部の、記憶…」
「はい。その記憶がどなたのかは分かりません、お友達の事かもしれませんし、お母さんやお父さんの事かもしれません。」って。



