「今まで友達に、ううん、友達だと思ってた人に話したことはあるの。
勇気を出して…

だけど、真実を話した次の日から友達に避けられるようになった。
数日後には、私へのいじめが始まっていた。
だから、美紀と浩多には話せなかった。
離れてほしくなかったから、嫌われたくなかったから。

大好きだと思っていたお父さんに虐待される。
昨日まで友達だった人にいじめられる。
この辛さは誰にも分からない…
って自分の殻に閉じこもって。
人間不信に陥って。

私の人間不信は、転校してもなおらなかった。

人が信じられなかった、
人と関わる事が嫌いだった、
自ら人を…避けてた。