可愛い弟くん




「あんたさぁ、先生にチクったら許さないから」

それを聞いて焦った。

勘違いされてたらどうしよっ……‼︎‼︎

「ち、ちがっ…!チクってない‼︎‼︎」

そう言うと、梓は大声で笑った。

「知ってるよー?全部聞いてたから」

すると、私の耳元に唇を近づけた。

「あんたに逃げ道なんてないから」

ぞっと鳥肌が立つ。

なに、今の…。