"妄想"。いや"理想"。

いつものように、睡魔にまかせるかのように、寝ようとしていた

「では、授業の前に転校生を紹介します
入ってきなさい」

"転校生か…どうでもいいや"

「はいっ!」

妙に元気のある声で返事をする女の子_
そう、君だった

「あっあっあの!桐島ゆきです!よよよろしくおねがいします!」

教室に笑い声が響いた
女の子のは顔を真っ赤にして下を向いている

「へんなやつだな」

それが第一印象だった