敵国に恋した姫と王子







「春風王国」




緑豊かなこの国はとても平和を愛する。




そして、この国の心優しい姫



『春風 麗葉』



名前の通り気品があり、美しい。



だが、麗葉姫は美しいだけじゃない。



厳しい父・つまり春風王国の王は麗葉姫に剣を教えるため国の防衛軍へと入れた。



国王は自ら、麗葉姫を指導した。



それは、姫を強くするため。



厳しい指導に麗葉姫は弱音すら吐かなかった。



数年後、麗葉姫は防衛軍の大佐となった。



最初は反対する者も多かったが、麗葉姫の実力を見て納得し認めた。