あ・・・
この人が助けてくれたのかな・・・?
ずぶぬれになりながらも、そのかっこいい人をみつめる。
すっと通った鼻に、切れ長の目。
背が高くて、スタイルもめちゃくちゃいい。
思わずみとれてたら、その人は私の方を向いて、
「こんな初級魔法使いの子相手に、何本気になってるんだ」
ばっかばかし。
そう冷たく吐き捨てて、すたすた歩いてその人はがたんと自分の席に座った。
・・・っていっても、私の前の席なんですけど!?
というか・・・やっぱりバカにされた・・・
私なんて、ただの初級魔法使いですよ。はいその通りだよぉ・・・
ショックに打ちひしがれていると、小宮山さんがすくっと立ち上がった。
私をもえるような眼でにらみつけてから、
「・・・覚えておくことねっ」
そういって、クラスを出て行ってしまう。
そのとたん、みんなざわざわなりだして、私は思わずその場に崩れ落ちた。

