「ねえねえ、リカ、また魔法の腕あがってない?」

「ええ・・・本当?ありがと☆」

「リカはほんとすごいねっ!これなら『王子様』に選ばれちゃうよっ」

「ないない、だって『令嬢様』がいるわけだし」



太陽の光がきらきらと差し込む、なんだか少し変わった学園。


そう、この虹橋魔法学園は、その名の通り、魔法が使える子たちが集まったところ。


その中で、結構実力のある中級魔法使い、リカはにこっと笑った。








・・・のを、私はポカーンと見ていた。


「リカちゃん、すごいなぁ・・・」




はい。


ここで、リカちゃんの登場に、「あ、この子か!」って思ったそこのあなた。


すみませんなことに、主人公は私なのです!