「え?なんで??」

「いや、なんとなく?」

「うん。いるよ」

「そっか」

今少し、悲しそうな顔をしたのは、気のせい?


「じゃぁ、この辺で」

「じゃぁな」

「バイバイ」

手を振り、良治と一緒に暮らしている家に帰った。


「ただいまぁ」

そう言っても、返事がない。

もう寝てるのかな??

靴を脱ぎ、リビングへ向かう。


リビングの電気はついている。