真面目ガールとヤンキー少年

そこどいてくんね?』

私は言われた通りそこをどく。
なんか、最悪な高校生活のスタートだな。

さっきの男子の態度にイライラしながらもクラス発表の紙が張り出されてる所へ向かう。
他の子たちはもうみんな集まってワイワイしている。
「あたし2組ー!」
「あたしもあたしも!」
「俺4組かよー!!」
色々な声が飛び交っている。

私は....
あった。

1年5組

か。

まわりの人たちからもちらちらと5組の声が聞こえてくる。

『5組かよー、だっりー。』

この声はもしや....
顔を上げると、
もしかしなくても、さっきの男子だった。