「生徒会長!おはようございます!」 「おはよう」 たくさんの人の中、私は生徒会室へと向かう。 その間、挨拶した回数。21回。 その中の1回も笑わなかった、私こと九条 雪那は、学園のどこかで雪の女王なんて呼ばれているようだ。 「はぁ......」 生徒会室にも着き、どかんと椅子へと腰を降ろした。 無駄に立派な生徒会室。 空調設備だって整っている。 何故か、珈琲や紅茶まで淹れれるようになっているし。