ふと、抱き締めていた獣から力が抜けた

気絶したみたいだ



彼はひとまず置いといて屍化しているやつらをどうにかしよ



トントン

「ねぇ生きてる?」

「……は、はい」

「なんとか」


声をかけると屍化していた奴等はワラワラと起き出した


ゾンビみたい


ザワザワ


「そ、なら早く帰りなさい」