*由芽side







「ねぇ…。私、何かしたかな…?」



「うーん…。」





私は親友のなつかに涙目で話す。






実は昨日、仲のよかった颯太くんにLINEをブロックされてることに気づいたんだ。








「どうしよう…。」







颯太くんとはほんとに仲がよくて―






実は…好きだったんだ。








「やっぱりさ、」







なつかが口を開く。










「そういうのは本人に聞くのが一番じゃないかな?」








確かにその通りだ。








でも…








「怖いよ。」









怖い。








何があったのか、何でこんなことになってるのか、知りたいけど





「嫌い」だとか「関わりたくない」とか言われたら私、立ち直れないよ…。









「由芽。大丈夫だよ。」











なつかはそう言って微笑むけど…





本当に大丈夫かな…?