「気持ちはこのまま隠せると思ってたんだけど」
「うん」
「でもやっぱり無理で。なかったことに出来なくて…」
「…うん」
「だって委員長、俺がどこに逃げてもすぐ見つけちゃうし。いつも絶対…舞より先に俺のとこに来てくれるから…」
「…」
「今日、委員長が来なかったら、もうやめる。忘れる。って、毎日思ってた。…でもいつも委員長は当たり前に俺のとこに来るから」
「どうしても我慢出来なくなった。言いたくなってしまった。ごめんね」
なんて言いながらへらっと笑う。
…なんでそんな顔で笑うんだ。
あたしはどんどん居た堪れなくなる。

