「みずかり、えみり? どっかで聞いたことあるぞ。」 「えー偶然だょ・・」 私はばれそうになったから最後の方が 言葉にならないくらいに声が小さくなってしまった。 「おけ。じゃあ今日、駅前のカラオケに きてよ!」 「なんで?」 「なんかー今日俺がここに来た、お祝い?みたいなやつするんだってー。」 「んーわかった。」 「じゃあ8時集合ね。」 私はまだ知らなかった。 あの恐怖の出来事を。